平成15年度 事業報告書

Ⅰ 事業の状況

 1.野球に関する指導者の養成

  (1)コーチングクリニックキャラバンの実施 (2,357千円)

※スポーツ振興くじ(toto)助成申請事業

 

プロ野球出身者を対象とした技術指導力向上講座開設準備事業として、より効果的な講座開設を目指し、プロ野球出身者、アマチュア野球指導者を対象に調査研究及び技術セミナー(OB相互の勉強会)を実施。プロで培った豊富な知識と経験を効果的に循環させていくシステムを構築し、球界の技術水準の向上及びプロ野球出身者が退団後も指導者として活躍できる土壌を開拓していくことを目指す。

 

■調査事業:アンケート調査分析

・ 期間:1~3月

・ 対象:第4回全国アマチュア野球指導者講習会参加者

・ サンプル数:747件

 

■研修事業:技術セミナー

・ 回数:7回 ・ 会場:東京都内

・ 内容:投手編2回、捕手編1回、守備走塁編1回、打撃編2回、心理編1回、栄養編1回

    ※同日2編実施回有り

 

 

  (2)第4回全国アマチュア野球指導者講習会の開催(9,753千円)

全日本アマチュア野球連盟に指導者登録されたプロ野球出身者を派遣し、全国8ブロックにおいて実技講習を行った。アマチュア野球に対するフプロ野球出身者の指導機会を提供し、プロ・アマ一体となって技術水準の向上を目指した。

 

会  場:8地区9会場

     北海道小樽市、北海道旭川市、岩手県花巻市、茨城県桜川村、富山県富山市、

     静岡県静岡市、滋賀県石部町、島根県益田市、熊本県熊本市

期  間:1~3月

対  象:アマチュア野球指導者

受 講 者 :857人

派遣講師:42人

助 成 金 :スポーツ振興基金助成活動事業

協  賛:株式会社セミック、株式会社エス・アール・ピー、ミズノ株式会社、          株式会社エスエスケイ、ナガセケンコー株式会社

協  力:全日本アマチュア野球連盟、JSR日本スポーツ用品協同組合連合会

 

《特記事項》

全日本野球会議に指導者登録されたプロ出身者が講師として参加。本講習会に限り、高校野球指導者においても交流が許される。指導者登録されていないプロ出身者は 参加することができない。また、指導者登録された者であっても、本講習会場外では指導してはならない。

 

 

  (3)青少年健全育成事業の開催 (27,710千円)

※(財)日本宝くじ協会助成事業

 

中学部活動の衰退に鑑み、中学野球指導者対象の教本「野球指導書」を製作し、3年(平成14年~平成16年)をかけて全国の中学校へ配布。配布にあわせた巡回指導者講習会も実施。

 

指導書仕様:10,000冊、350ページ、4色、A5サイズ

配 布 件 数:合計8,477件(無料配布)

(財)日本中学校体育連盟加盟校3,683件

教育委員会1,393件

その他関係機関1,764件

正会員1,637件

巡 回 講 習:神奈川県大和市、群馬県前橋市、埼玉県浦和市、山梨県一宮町、

          北海道札幌市、千葉県千葉市、東京都町田市

 

 

 

 2.野球に関する技術指導

  (4)第9回こどもの日全国少年野球教室の開催(30,210千円)

5月5日のこどもの日にプロ野球出身者を指導者として47都道府県48会場に約353人を一斉に派遣。一日で12,906人のこどもたちと交流を行った。将来を担うこどもたちに野球の魅力や楽しさを伝えるとともに、心のふれあいができる場を提供することにより、底辺拡大、スポーツの普及・振興及び青少年の健全育成に寄与することを目的とした。

 

開催日:平成15年5月5日(月)

会  場:47都道府県48会場(東京都のみ3会場)

参加児童:12,906人

参加講師:353人(講師料:22,222円)

特別協賛:カルピス株式会社、カルピス伊藤忠ミネラルウォーター

協  賛:株式会社エンジェル、株式会社セミック、株式会社エス・アール・ピー、

     ゼット株式会社、株式会社久保田運動具店、ナガセケンコー株式会社、

     ミズノ株式会社、株式会社エスエスケイ、株式会社ベースボール・マガジン社

協  力:社団法人日本野球機構、JSRスポーツ用品協同組合連合会 

 

 《特記事項》

平成15年の第9回までで、派遣した講師は述べ2,430人、参加した児童は107,401人にのぼった。当法人を直接法人化へと結びつけた基幹事業。

 

 

  (5)各種少年野球教室への講師派遣(7,220千円)

地方自治体、公共団体、企業からの要請を受け、各地の野球教室へプロ野球出身者を派遣した。

 

一般少年野球教室 

主  催:全国各自治体、野球連盟等 

派遣人数:47人

回  数:15回

 

スポーツ少年団野球教室

主  催:(財)日本体育協会

派遣人数:18人

実施回数:6回

 

スポーツフェスティバル野球教室

主  催:(財)日本体育協会

派遣人数:6人

実施回数:3回

 

ふれあい指導事業野球教室

主  催:文部科学省

派遣人数:12人

実施回数:12回

 

グラブ販売野球教室

主  催:自治体、野球連盟等

派遣人数:1人

実施回数:1回

特記事項:オリジナルグラブ販売益に応じて講師を派遣

 

対抗試合

主  催:㈲エスビーエル

派遣人数:12人

実施回数:1回

 

 

 3.プロ・アマ交流に資する各種行事の開催

・ コーチングクリニックキャラバン ※(1)参照 

・ 全国アマチュア野球指導者講習会 ※(2)参照

 

 

 

 

 4.全日本野球会議、その他野球に関する団体との連携協力(2,641千円)

  (6)全日本野球会議指導者育成委員会主催、指導者講習会への講師派遣

全日本野球会議指導者育成委員会からの要請により、②同様、指導者登録されたプロ野球出身者を講師として派遣。アマチュア指導者へ実技指導を行った。

 

・主催:全日本野球会議

・会場:千葉県千葉市、兵庫県西宮市

 

 

 

  (7)(財)日本高等学校野球連盟指導者講習会への講師派遣

(財)日本高等学校野球連盟からの要請により、②同様、指導者登録されたプロ野球出身者を講師として派遣。高校野球の監督・コーチへ実技講習を行った。

 

・主催:(財)日本高等学校野球連盟

・会場:大阪府大阪市、宮城県仙台市、和歌山県白浜町、愛知県名古屋市

 

 

 

  (8)野球振興推進委員会の運営

プロ・アマ交流促進のため、内部に実行委員会を設置。6名の委員がアマチュア野球との関係改善に向け、関係団体との調整にあたった。

 

・野球振興推進委員

委員長: 澁澤良一(副理事長)

委 員: 土井 淳(専務理事)、向井正剛(常務理事)、後 勝(理事)、

     佐藤明夫(理事)、佐々木信也(理事)

開催回数 : 12回

 

 

 

 5.会報、その他の出版物の発行

会報、その他の出版物の発行については、本年度は以下のような刊行物を発行した。

  (9)会報誌「OBニュース」の発行 年2回 (1,653千円)

  (10)ホームページ・記録ビデオ,362千円)

※「野球指導書」の発行(③参照)

 

 

 

 6.その他目標達成のための必要な事業

  (11)OBオールスターゲームへの選手派遣(18,420千円)

(社)日本野球機構、地方自治体、公共団体、企業からの要請を受け、プロ野球出身者を派遣。セパ対戦を行った。

 

■NPB OBオールスターゲーム

主  催:(社)日本野球機構

内  容:野球教室、セパOB対抗戦

会  場:愛媛県松山市

派遣人数:59人

 

■仙台七夕野球フェスティバル

主  催:NPO法人仙台市民球団野球推進機構

内  容:野球教室、セパOB対抗戦

会  場:宮城県仙台市

派遣人数:50人

 

 

  (12)講演会への講師派遣(8,515千円)

地方自治体、公共団体、企業からの要請を受け、プロ野球出身者を派遣

 

主  催:自治体、企業等

派遣人数:23人

回  数:23回

 

《特記事項》

主催者の指名した講師によって派遣料は異なる。契約料300,000円以上の場合は20%、290,000円以下の場合は10%を事務手数料として取り扱う。

 

 

  (13)肖像権使用事業の運営

テレビゲームソフト、雑誌、新聞広告等への当法人肖像権貸与による収益事業。

 

 

  (14)野球振興普及事業(7,380千円)

■チャリティー活動

チャリティーゴルフを開催し、その収益によって児童養護施設、障害者通所施設、養護学校等社会福祉法人又はそれに順ずる団体が開催する行事にプロ野球出身者を無償で派遣した。


・ チャリティーゴルフ:兵庫県東条町、千葉県野田市、茨城県岩井市、神奈川県平塚市、

            福岡県嘉穂郡、埼玉県飯能市

・ ふれあいボールフェスタ

主 催 : 四日市市青年会議所

会 場 : 三重県四日市市

派遣人数 : 2人

 

■野球振興普及事業野球ファンを迎えた交流会を行い、野球の振興普及に努めた。

   会 場 : 大阪府大阪市

 

 

 

  (15)プロ野球マスターズリーグへの運営協力(7,613千円)

株式会社エンジェルが主催するマスターズリーグへプロ野球出身者及びスタッフを派遣協力した。北海道・東京・名古屋・大阪・福岡の5チームが編成され、1シーズン40試合を行った。

 

主  催:株式会社エンジェル

特別協賛:株式会社スカイパーフェクトTV

協  力:社団法人全国野球振興会

開催運営:プロ野球マスターズリーグ事務局(株式会社エンジェル)

期  間:11月1日~翌年1月 ※年内実施…第2回分後期/第3回分前期

試 合 数 :40試合(各チーム16試合)

チーム数:5チーム(監督、コーチ、選手、審判約200人) 

 

 

  (16)宝くじスポーツフェアへの運営協力(147,892千円)

財団法人自治総合センターからの要請により、プロ野球出身者を派遣。野球教室、指導者講習会、対抗戦を行った。


会  場:大阪府大東市、栃木県塩谷町、秋田県太田町、滋賀県湖東町、兵庫県市島町、

        岩手県紫波町、岡山県邑久町、新潟県水原町、千葉県銚子市、群馬県太田市

内  容:野球教室、指導者講習会、審判講習会、セパ対抗戦

派遣人数:240人

 

 

  (17)物品販売(816千円)

公認グラブ、オリジナルキャラクター「9ちゃん」グッズの販売

 

 

 

  (18)物品提供(594千円)

オリジナルグッズ(ユニフォーム、サインボール、名刺等)を提供または原価で販売

 

  (19)周年記念事業(7,672千円)

前身の日本プロ野球OBクラブ発足10周年、社団法人全国野球振興会として公益法人に許可を受けて5周年を記念し、正会員、賛助会員、関係団体等約400名を招いて式典を開催した。